千光寺の縁起
高野山真言宗・千光寺は建立当初、奥坂(現在のコンベックス岡山周辺)にありましたが、寛永八年(1631)に現在の早島の地に移されました。
御本尊は聖観世音菩薩で、慈覚大師の作と言われています。
千光寺の裏山にある早島公園は桜の名所として知られ、春になると多くの花見客で賑わいます。
境内
境内には鐘楼堂、地蔵堂、五輪大卒塔婆があります。この大卒塔婆は第九世住職が善通寺と同じ物を建立したもので、現在も千光寺と善通寺に残っていて歴史の語り部となっています。
客殿
平成の大改修により平成27年新築。外観は玄関の唐破風の屋根をはじめ伝統的な作りですが、中はバリアフリーに対応した作りになっています。法事や主な行事はこちらで行います。
本堂
平成の大改修により平成27年改修。江戸中期に作られた本堂は密教本来の形を残した希少な本堂です。
早島城主・竹井将監公供養塔
(早島町指定重要文化財)
加藤清正と一騎討ちし、あえなく戦死した竹井将監公の供養塔です。後日豊臣秀吉が敵ながらあっぱれな武人として称え、供養の為に贈ったお金で建てられたと伝えられています。