修行の時をふと思い出す

不要不急の外出は控えるように言われてる今日この頃。

住職も法事や葬儀などの檀務や食料品などの買い物以外は外出をしておりません。

色々不便ではありますが、ふと思ったのが「そういや修行の時って外出出来んかったよなぁ~」「買い物とか散歩できる今の環境って修行の時よりいいんじゃね?」と。

住職は平成14年に僧侶の修行を行いましたが、週2度の限られた時間での買い物以外は外出不可です。

で、メインとなる修行の時は買い物も出来ませんし、完全に俗世とは隔離されるのです…修行なので厳しいのは当然と言えば当然なんですが…。

始まって1週間位が精神的にキツい時やったと記憶しています(大体それ位に離脱するのが多い)。それ以降は慣れてくるのと、ここで辞めてたまるか!というある種の気合いが芽生えてくるからです。

また厳しい修行の時に何かしら楽しみになるような事を見つけてました。青空を見て「今日は清々しい天気やなぁ~1日頑張るか♪」と思ったり、修行道場の裏にある紅葉が綺麗に色づいてくるのを見て季節の移ろいを感じたりとか。

今回のコロナウイルス感染による制限された生活も、この修行した時とリンクする部分はあるのでは無いかと。

確かに行動が制限される今の生活は不便な事が多い。けどその中で楽しみもあるのもまた事実。

今まで出来なかった事(掃除や片付け、撮りだめしてた番組を見るなど)も出来るし、探せば色々あるんじゃないかと。また今まで過ごしてきた何気ない当たり前であった事が、もの凄く有難い事であったかも再認識できるいい機会なんじゃ無いかと思います。

コロナウイルス感染が沈静化すれば、我々は更に成長できるのでは無いかと思う今日この頃です。

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